今もなお、多くのリバプールファンから愛されるディルク・カイト。
フェイエノールトからリバプールへやって来たのは、2006年夏のことでした。
そのディルク・カイトが、初めてリバプールのプレイヤーとして公式戦に出場をしたのは、今からちょうど14年前の今日。
2006年8月26日の出来事でした。
あれから14年が経ったのか。
こういった出来事があった日は、当時を思い出す縁(よすが)となり、感慨深いものがあります。
本当によく走り、ハードワークをし、さらにチームのために、どんなポジションでも嫌な顔などせずに奮闘してくれた。
まさに、お手本のようなプレイヤーだと思います。
リバプール在籍中には、公式戦285試合に出場をし、71ゴールを記録しています。
その決めたゴールの中には、劇的なものもあり、ライバルとの直接対決に滅法強いという頼もしい存在でした。
オランダ代表としても重用され、90分間衰えぬスタミナは、まるで無尽蔵と呼びたくなるほど。
本当に、素晴らしいプレイヤーでしたね。
ピッチに立ち、試合に入ったディルク・カイトは、逞しいメンタリティーを発揮しつつ、こと試合終了のホイッスルが鳴れば、相手を讃えるという、まさにスポーツマン中のスポーツマン。
その姿勢には、頭が下がる思いがいたしました。
ディルク・カイトがプレイをする姿、戦う姿を見たならば、ファンは誰しもが感動をする。
そんなプレイヤーだったと、私は思います。
リバプール以外のチームにも在籍をしましたが、どこへ行ってもディルク・カイトは愛された。
それだけの仕事をしてくれたし、フェアプレイ精神が際立っていたからでありましょう。
数字だけでは語り尽くせない、まさにリバプールのレジェンド、その一人です。